半島

忘れたくないけど言えない話

メランコリニスタを聴きながら歩いた道の話

AppleMusicを導入して半年くらいが経ち、ふと思い立ってYUKIのベストやら何やらをダウンロードしてみた。私が知っている曲は『ハチミツとクローバー』のアニメOPの曲とか「ふがいないや」、あと「JOY」くらいで、あとはオリコンチャート的なので朝のニュースやMステのランキングで数秒流れるのを聴いた事があるくらいだった。

「メランコリニスタ」は発売当初から気になっていたものの、全く聴く機会をつくらずに、まともに1曲通して聴くのは今年が初めてだった。

そこで何の前触れもなく突如うたわれる歌詞が、妙に現実的で刺さったので、軽やかな曲調にふわふわといい気分になりながら、胸をえぐられるような気持ちになるのだ。

 

”僕の書く下手な詩は多分世界を救えない

浮気をしました 魔法の音に乗せて 輪になって”

YUKI 「メランコリニスタ」)

 

この曲を聴きながらとある駅と駅の間を、好きな人に会いに行くために歩いたり、好きな人と一緒に歩いたりしていた。1ヶ月後、同じ道を、恋人と歩いた。そしてその次の日、好きな人と、その道を逆行した。

 

おや?

 

と気づく人はここで気づく。

 

そういうことを書くブログにします。