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半島

忘れたくないけど言えない話

声に出して言うと本当になるって言ったの誰だ

 

初めて真正面から「好き」と言われた時は頭が真っ白で
何も言えなかった。それを察したのか、すぐにこう言われる。
「嘘でもいいから好きって言って」
切ない声で言われたから「好きだよ」と返さないわけにはいかなかった。


仕事一筋なのは周知の事実、
わたしもそこに惹かれていたので、それを邪魔するようなことはしたくなかったけれど、
話し始めたら止まらなくて、もっと話したいと思ってしまった。
「ちょっかい出しすぎかなと思うんですがどう思いますか?」
と聞いたら
「自分も同じ事思ってます」と返ってくる。
同じような状態だったのかもしれない、ちょっと安心した記憶がある。

 

久しぶりに、「彼女になってよ」と言われた。
「今は仕事」でごまかせなくなる日はすぐにくる。

 

最初はキスをするのも嫌だったのに
気づいたら恋人よりもたくさんしている
嘘でもいいから言って、と言われて
最初は嘘だったはずなのに
気づいたら自分から言っているのだ

 

恋人と友人になることはこれまでに3回失敗している。
なかなか一筋縄ではいかないことがわかっているから
今は仕事以外の悩みを増やさないように
今すぐじゃなくていいよって 好きな人は気を遣ってくれる。
それどころか「ゆとり恋愛だね」とか言ってくる。

 

とは言っても知り合って7ヶ月、話すようになってからは5ヶ月だ。
本当にいいのかわたし?(よくないことたくさんあるけど)
と自問自答している。

きっと好きな人と付き合ったら、結婚を考えることになるし
去年のわたしだったらまずありえないことが今現在起こっている。
もっと違う生き方を望んでいたはずだったから。
会社に入って、しょぼいなりにも会社員を半年やったら
生活にいっぱいいっぱいで、会社で過ごす時間が本当に長くて
それが自分の9割を占めている。
やりたかったことは壮大なことだったのかな、普通を受け入れないとやってけない環境にいると、
そんなことを思って半ば諦めたような気持ちになってくる。

ごく常識的に、疑問を持たずに生きている(ようにみえる)人と
うまくやっていけるんだろうか?と思ってしまうのだ。